犬神家の一族/横溝正史

まだ中学生だった頃、私は毎日のように書店通いをする読書好きの少女でした。

そんな頃に全シリーズ揃えていたのが横溝正史の金田一耕助もの。
金田一耕助は30歳ぐらいの設定で、当時の自分にとっては、もの凄く大人に思えた憧れの人でした。
角川書店の戦略により映画化され、書籍もかなり売れたように思いますが、さすがに今はあまり書店でも見かけなくなったので、kindle版のご紹介です。
映画にあった湖から伸びる足、白いゴムマスク、スケキヨを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

<あらすじ>
信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、血で血を洗う葛藤を予期したかのような遺言状を残して永眠した。佐兵衛は生涯正室を持たず、女ばかり三人の子があったが、それぞれ生母を異にしていた。一族の不吉な争いを予期し、金田一耕助に協力を要請していた顧問弁護士事務所の若林がやがて何者かに殺害される。だが、これは次々と起こる連続殺人事件の発端にすぎなかった! 血の系譜をめぐる悲劇、日本の推理小説史上の不朽の名作!!・・

舞台設定が終戦直後だからできた、身元不明、復員、旧家、閉鎖的空間、親族の愛憎劇、一人ずつ殺されていく・・・という、背中にじっとりと張り付くような逃げ場のない恐怖は、ときどき読み返したくなります。
映画は見たけど小説は読んだ事が無いという方、映画の内容もうろ覚えという方、お勧めです。

594円。

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