愛を乞うひと/下田治美

確か娘と一緒に何作目かのポケモン映画を見に行ったときに、この本の映画の予告が流れました。
この本は、母親に虐待の限りを尽くされた女性の物語です。顔が腫れ上がるほどのビンタ、手の甲にタバコの火を押しつけられるなどの虐待シーンがたくさん出てきます。母親が虐待を止める時は、殴り疲れた時だけなのです。
最初育てきれなくて施設に預けていた娘をわざわざ引き取って虐待する母親の心理は全く理解できませんが、虐待しながら娘に執着し、まだ幼い為に親元から離れられない娘に甘えて依存していたのではないかと思います。
私は映画DVDをレンタルで借りて、その後でこの本を読んだのですが、映画のほうがまだマイルドでした。
自分が子育てをしていく中で、きかん坊の娘を叱りながら「今自分がやっていることは虐待になるのではないか」という気持ちに陥る事が何度かありました。
そんな時にこの本と映画の事を思い出してストッパーにしていました。
小説としては文章がこなれておらず読みにくい本ですが、私は読んでおいて良かったと感じた本でした。できれば映画を見て欲しいです。
父親が娘を虐待から救い出し、母親を捨てて家を出るシーンがあるのですが、そこでの母親の一言が、母親の本音を上手く表現しているなと感じました。

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