阿修羅ガール/舞城 王太郎

やべー泣きそうだ。泣きかけだ。半泣きだ。ううう、目が熱い――。アイコは金田陽治への想いを抱えて少女的(ガーリッシュ)に悩んでいた。その間に街はカオスの大車輪! グルグル魔人は暴走してるし、同級生は誘拐されてるし、子供たちはアルマゲドンを始めてるし。世界は、そして私の恋はどうなっちゃうんだろう? 東京と魔界を彷徨いながら、アイコが見つけたものとは――。
以上、アマゾンさんからの紹介文です。
アイコという名の女子高校生は、好きでもない男と勢いで関係を持ってしまい、その後その男が行方不明になり、その男を好きだという女子数人からトイレでリンチされそうになり、住んでいる調布で大騒動が起こって・・・という話です。
少しとんがった女子高生アイコの一人称で語られ、物語は不思議なパラレルワールドに突入していきます。アイコは気持ちの切り替えが早くアグレッシブで状況に流されない女の子です。紹介文の冒頭にあるように「やべー泣きそうだ、泣きかけだ」と泣きそうな自分を俯瞰しながら、アイコは「ぬえー」と泣くのです。
その「ぬえー」なところが「あーわかる。女ってこういうところあるよなぁ」と妙に実感させます。
この本は娘から「おかあさんたぶんこういうの好きだと思う」というメモ付で貸して貰いました。よく分かってるね、娘よ。

Follow me!