人間の証明/森村誠一

「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ…」の言葉とともに「Mama, Do you remember…」の歌が流れた映画CMに覚えがある人も多いかと思います。
私はあのMama, Do you remember~がクイーンのボヘミアンラプソディ「Mama, just killed a man~」と脳内でごっちゃになってしまいます。
一緒なのmamaだけやん。
「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?」西条八十の詩集をタクシーに忘れた黒人が、ナイフで刺され、ホテルの最上階に向かうエレベーターの中で死亡した。棟居刑事は被害者の過去を追って、霧積温泉から富山県へと向かい、ニューヨークでは被害者の父の過去をつきとめる。日米共同の捜査の中であがった意外な容疑者とは…!?という話です。CMで繰り返し流れていたあの有名な言葉がまさにキーワードとなるかと思っていたら、案外そうでもありませんでした。
ストーリーはひたすら切なく重く息苦しい。人間の情と業が入り交じる重厚な作品。映画はわざと泣かせようとしているところがあったので、あれに違和感を感じた人はなおさらお勧めです。

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