大学には落ちても大丈夫だから

senseiarigatoubana

このお話は、電子出版社ハッカドロップス発行の電子書籍
「せんせいありがとう あの日の思いとどけたい -生徒から先生へ-」に掲載されたもののうちの1編です。
この本は「先生」に対する感謝の気持ちを込めた体験談を募集します・・・というテーマで募集した手記50編が掲載されています。
先生と生徒というのは、ある一定期間毎日会って同じ時間を共有しますが、担任が替わったり卒業、転校などでいきなり会えなくなってしまう関係です。
感謝の気持ちを伝えられないままに別れることになってしまい、連絡先も分からずに縁が切れる事も多いと思います。そんな「恩師」に対する伝えたかったけれど伝えられなかった感謝の気持ちが綴られています。
この本にある「先生」は手記を書いた方が子どもの頃に通った幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校、大学、専門学校、病院内学級の指導員、部活動の顧問、スポーツ指導員、塾講師、習い事の先生、特別支援学級の先生、医者、少年院など児童矯正施設の指導員の事を示します。子どもの頃とは、一般的に大学卒業に相当する年齢ぐらいまでの事を示します。
さまざまな想いをぜひご堪能ください。

大学には落ちても大丈夫だから

PN:宍戸ユウキ 男性 三十代 福島県

中学校まで優等生で高校からいきなり劣等生になった人はどれくらいいるのでしょうか。
自分は、中学校までは学力テストは一桁台が当たり前の優等生でした。
隠れて勉強しているんだろうと言われても、本当に勉強していないで勉強のできる優等生でした。
当然のように地域で一番の進学校の高校を受験し、合格して、そこであっけなく、一気に劣等生になりました。
それまで一つ覚えればよかったテスト範囲が百個覚える量のテスト範囲になりました。それまで何となく授業を聞いていればテストで点が取れたはずなのに、授業で言っている事は理解できず、もちろんテストで点も取れませんでした。
進学校というだけあって、ほとんどの生徒が進学すること、良い大学に入る事を目指して頑張っている学校でした。
勉強のできない生徒の立場の無さはこの上ないものでした。部活に熱中したり、他校の生徒と遊び回るような選択肢もあったのかもしれません。
しかし、自分は出来ない自分を責めながら、進学を目指してイジイジとできない勉強を続ける高校生活でした。
高校三年生になり、大学受験が迫ってくるにつれて、どんどんみじめな気持ちになっていきました。
こんなに頑張っても大学に受からないならば、もう自分は頑張りたくない。
こんなに出来ない自分、評価されない自分ならもうこの世から消えたい。
毎日そんな事を思っていました。
そんな時、センター試験が一週間後にせまった登校日に担任の先生がこう言いました。
「これまで、大学に受かる事を目指してみんな勉強してきたと思います。先生はみんなに希望の大学に入ってもらえるよういろんなことを言ってきました。でもこれから言う事はそれとは別のスタンスの話です。」
「大学には落ちても大丈夫だから。」
「大学から不合格っていわれても、人間失格じゃないから。」
「大学に落ちても、友達も先生も駄目なやつだなんて思わないから。」
「駄目なやつだって言うやつが駄目なやつだから。」
「君達のお父さんやお母さんは、君達が大学合格したら一番喜んでくれると思う。でも、大学落ちたとしても、何も変わらない。」
確かに今まで先生が言ってきたこととは別のスタンスの話でした。
勉強で評価される事が今の君達の仕事だと言ってきたくせにと、腹が立ちました。でも、その時の先生の言葉は、その時の自分に必要な言葉でした。
自分は結局大学に落ちたから、先生の言葉が無かったら電車に飛び込んじゃったりしたかもしれない。
高校卒業後も、劣等生だった自分は先生に挨拶なんて行けませんでした。
だから「ありがとう」も言えていません。
でも心から思っています。あのときの先生の言葉で救われた自分がいます。
先生ありがとう。

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